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日立ソリューションズ、AIによる業務分析やプログラム生成などの自動化を促進するソリューションを提供

 株式会社日立ソリューションズは5日、AIによる業務分析やプログラム生成などの自動化を促進し、アプリケーションモダナイゼーションを支援する「アプリケーションモダナイゼーション支援ソリューションfor Microsoft Power Platform」を2月8日から販売開始すると発表した。

 ソリューションでは、ユーザーの操作ログや画面遷移からAIで業務プロセスを自動分析してボトルネックを特定する、米FortressIQのクラウドサービス「FortressIQ」を日本で初めて提供する。FortressIQは、システムログの収集が不要で、通常の業務を止めることなくユーザーの操作ログや画面からAIで業務プロセスを自動解析でき、2~4週間で分析結果をダッシュボードに表示する。これにより、クラウドアプリケーションの刷新方法の決定が容易になり、企業のシステム管理者やユーザーの業務負担を低減する。

 FortressIQの分析結果から、データ収集や解析・予測を最低限のコーディングで実現するプラットフォーム「Microsoft Power Platform」と連携することで、分析結果から自動応答やデスクトップ上での定型作業用プログラムを自動生成できる。

「アプリケーションモダナイゼーション支援ソリューションfor Microsoft Power Platform」の概要

 また、日立ソリューションズがこれまでのクラウドへのシフトで培ってきた実績を生かし、Microsoft Power Platformをベースに開発した24種類の業務テンプレートを活用することで、オンプレミスのシステムから、ERPシステムなどとの連携も可能なクラウドアプリケーションへの刷新を短期間で効率よく実現する。

 円滑に情報を共有するコラボレーションを支援する業務テンプレートとしては、文書管理や掲示板などを提供。社内手続きの効率化を図るビジネスオペレーションを支援する業務テンプレートとしては、ERPシステムなどでの登録・申請作業といったフロントとなる部分のアプリケーションを提供する。

 これらの機能により、稟議(りんぎ)や各種申請業務などのクラウドへの移行や、ERPなど外部システムとの接続によるデータ入力の自動化、オンプレミスのSharePointからの移行、メールやExcelで行われている業務の効率化などを実現する。

 刷新後も、FortressIQによる分析や、日立ソリューションズの技術者によるコンサルテーションや教育の実施など、PDCAサイクルを回していくことで、企業の継続的な業務改善を支援する。