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日立ソリューションズ、熟練面談者のAIモデルで面談をサポートする「面談支援AIサービス」を提供

 株式会社日立ソリューションズは27日、熟練面談者のノウハウをノンコーディングでAIモデル化し、良質な面談をサポートする「面談支援AIサービス」を、2022年1月5日からクラウド上で提供すると発表した。

 面談支援AIサービスは、熟練面談者のノウハウを学習したAIモデルが、被面談者の面談中における受け答えの様子から、顔の表情などの非言語情報や言語情報を分析し、さまざまな特性の評価予測を実現する。

面談支援AIサービスの利用イメージ図

 熟練面談者と同等の評価を行うAIモデルの評価予測を、面談者が参考にすることで、キャリア面談などの効率的な実施を支援する。

 評価したい指標と、被面談者に対する熟練面談者の評価結果を学習させるだけで、効率的にAIモデルが作成できる。評価したい指標は、企業や組織、業務ごとに設定可能。AIモデルが熟練面談者の評価結果と異なる結果を出した場合は、業務のプロフェッショナルである熟練面談者が評価結果の違いをAIモデルにフィードバックすることで、評価の精度を継続的に向上できる。

 経験の浅い面談者は、熟練面談者のノウハウを学習したAIモデルのスキル評価結果を活用することで、熟練面談者が寄り添うように面談を行え、判断基準を学ぶことで、スキルアップを図ることができる。

 日立ソリューションズではサービスの開発に際して、「これからのはたらき方のプラットフォーム」をめざすUTグループ株式会社とPoC(概念検証)を行い、AIモデルの予測が熟練面談者の評価と比較しても大差なく、実用可能であることを確認したと説明。今後も、人材の育成や働き方改革におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援し、企業価値の向上に貢献していくとしている。

 面談支援AIサービスの提供形態はクラウドサービスで、価格は月200回、月1000回など月あたりの面談回数や用途/規模に応じて個別見積もり。