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クリーンルーム対応のHoloLens 2 Industrial Editionを発表、国内でもプレオーダー開始

本質安全防爆の認定も取得

 米Microsoftは1日(米国時間)、業界標準を満たす必要のある産業環境をサポートするために設計、開発、テストされたMR(Mixed Reality)デバイス「HoloLens 2 Industrial Edition」を発表した。

 HoloLens 2 Industrial Editionは、クリーンルーム対応(Clean room compatible、レーティング:ISO 14644-1 Class 5-8)、爆発性ガスへの引火が防止できる本質安全防爆(Intrinsic safety、レーティング:UL Class I Div 2)の2つの業界標準認定を取得したMRデバイス。これにより、制限された環境でも、空間やプロトコル、作業のワークフローを変更することなく、HoloLens 2を利用できるという。

 また、2年間のハードウェア保障(一般向けHoloLens 2は1年間)に加えて、事前交換と迅速な発送によりハードウェア故障時のダウンタイムを最小限に抑えられる「ラピッドリプレースメントプログラム」が付随している。

 なお、出荷は2021年の春ごろを予定しているが、HoloLens 2の発売国にてプレオーダーが開始されるとのこと。日本においては、マイクロソフトストア法人窓口、認定リセラー3社において、プレオーダーが2月2日より開始される。参考価格は59万7080円(税込)。