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日立ソリューションズ、商社・卸向けに受注から出荷までのリードタイム短縮を支援するECシステムを提供

 株式会社日立ソリューションズは2日、卸・商社などのBtoB企業向けに、受注から出荷までのリードタイム短縮を支援する「BtoB向けECシステム」を2月3日から提供開始すると発表した。

 BtoB向けECシステムは、BtoB企業向けに提供してきた受発注業務の効率向上を図る「Web受注・外部公開ソリューション」を機能強化したシステム。基幹システムとのリアルタイム連携とスマートデバイス対応により利便性の向上を図り、受注から出荷までのリードタイム短縮を支援する。

「BtoB向け ECシステム」の特徴

 基幹システムとの連携については、日立ソリューションズが販売する、商社・卸のための基幹業務に必要な機能を標準化した「FutureStage 商社・卸向け販売管理システム」のほか、Microsoft Dynamics365やSAPなど各種システムとの連携が可能。

 基幹システムとのリアルタイム連携により、取引先の担当者が入力した注文情報が受注情報として基幹システムに即時反映される。導入企業の営業担当者は受注伝票の入力が不要となり、受注情報をリアルタイムに確認できるため、迅速に出荷処理を行えるようになり、受注から出荷までのリードタイムが短縮される。さらに、取引先の担当者がECシステム上で、営業所ごとの在庫量や納期、請求内容などを直接照会できるようになるため、導入企業の問い合わせ対応の業務負荷が軽減される。

 また、スマートフォンやタブレット端末などのスマートデバイスにも対応するECシステム上で、あいまい検索など商品の柔軟な検索や商品の写真付き詳細情報などの確認を行えるようになり、業務に熟知した担当者でなくても簡単に操作が可能。お気に入り登録や購入履歴からの注文も行える。

 取引先企業のアカウント管理機能により、非対面での柔軟な販売促進施策も支援する。取引先の購買実績に応じて、新商品の案内やお得なセールなど、キャンペーンや値引きなどの販売促進施策を柔軟に通知でき、非対面での営業活動を可能とする。また、取引先企業や営業所、担当者など、ユーザーごとのアクセス権、価格表示の有無などの設定にも対応する。

 製品の価格は個別見積もり。