ニュース

日立ソリューションズ、商社・卸向け販売・会計統合製品の新版 書類から必要な情報を自動抽出可能に

 株式会社日立ソリューションズは20日、商社や卸に向けた販売・会計統合ソリューション「FutureStage 商社・卸向け販売管理システム」の新版を、12月21日から提供開始すると発表した。価格は個別見積もり。

 FutureStage 商社・卸向け販売管理システムは、販売管理、財務会計、管理会計の各テンプレートをもとに、多様な業務個別部品を組み合わせて統合システム基盤を構築可能な、商社/卸向けの販売・会計統合ソリューション。

 今回の新版では、スキャナーなどにより電子化された書類から必要な情報をAIで自動抽出する基盤「活文 Intelligent Data Extractor」との連携に対応。フォーマットの異なる注文書などのデータをAIで自動抽出し、一致するデータ項目欄に取り込めるようになったことで、手入力によるミスの防止と、定型的な入力作業の効率化を実現するという。

 さらに、顧客からのニーズに応えるため、現金や振込など多様な支払い方法に対応した債権債務機能や、手続きを省力化するワークフロー機能も提供する。

 また今回は、各業種に特化したテンプレートのラインアップに、食品業界特有の商習慣に対応したテンプレートを活用した「食品素材卸向け販売管理ソリューション」を追加している。このテンプレートでは、商品の製造日や賞味期限、納期をきめ細かく把握した、適切な商品供給を可能にしているとのこと。

 また、ケースやボールなど各荷姿での取引総量を把握することで、見込み注文による必要な在庫の安定確保を実現するとした。