ニュース

古河電工、通信事業者ネットワークの高度なパケット転送技術に対応した小型ルータ「FITELnet F220 EX/F221 EX」を発売

 古河電気工業株式会社(以下、古河電工)は27日、ルータブランド「FITELnetシリーズ」の新製品として、マルチサービスアクセスVPNルータ「FITELnet F220 EX」と「FITELnet F221 EX」の一般発売を1月から開始したと発表した。

 FITELnet F220 EXとFITELnet F221 EXは、通信事業者ネットワークで利用されている高度なパケット転送技術に対応した、拠点向けの小型ルータ。通信事業者のVPNサービスなどのバックボーンネットワークで利用される、MPLS IP-VPNやEVPN-MPLS、SRv6(エンハンス)といったトランスポート機能やネットワークスライシング・サービスチェイニング技術をサポートする。

(左)FITELnet F220 EX/(右)FITELnet F221 EX

 古河電工では、5GやIoTサービスの普及・発展により、通信事業者アクセスネットワークや大規模企業ネットワークにおいても、従来は通信事業者ネットワークのみで使われていた高度なパケット転送技術を持つ、高い機能性を有する拠点ルータが求められていると説明。しかし、その領域においては、既存の高機能・高性能ルータのスケーラビリティは必要ないため、通信事業者向け製品であるFXシリーズの技術と実績を継承した高い機能性を持つコストパフォーマンスに優れた小型ルータとして、FITELnet F220 EXとFITELnet F221 EXを開発した。

 FXシリーズとのアーキテクチャ共通化により、コントロールプレーンとデータプレーンの分離や、FXシリーズの高機能ソフトウェアの展開を実現。FXシリーズの技術だけでなく、商用ネットワークでの実績も継承し、安定性の高いネットワークサービスを提供する。