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古河電気、サブスクリプション方式を採用した仮想ネットワークアプライアンス「FITELnet vFX-S」
小容量から導入でき、環境の変化に応じてライセンスを拡張可能
2020年7月2日 12:04
古河電気工業株式会社(以下、古河電気)は1日、仮想ネットワークアプライアンス「FITELnet vFX」(以下、vFX)をベースに、サブスクリプション方式を採用した「FITELnet vFX-S」(以下、vFX-S)を開発し、7月より販売開始すると発表した。ルータの増設などの設備投資なく、早期に利用開始できるほか、必要に応じて小容量から安価に導入できる点を特徴としている。
「vFX」は、同社のネットワークアプライアンス「FITELnet FX1」が持つルータ機能や暗号化通信機能を汎用サーバー上で実現する仮想アプライアンス。今回販売される「vFX-S」は、この「vFX」をベースとした製品で、最小1コア、メモリ8GBから導入でき、最大ではIPsec 3000セッション、IPsec中継性能5Gbpsを実現しているという。
最大の特徴はサブスクリプションライセンス方式を採用した点で、トラフィック量など利用環境の変化に応じて、柔軟にライセンスを追加・解除可能。スループット(上限)が10Mbpsから100Mbps、500Mbps、1Gbps、5Gbpsまで、5段階のライセンスを用意した。
動作可能なプラットフォームとしては、KVMとVMware ESXiに対応し、今後はさまざまなクラウドサービス基盤上での動作に順次対応する予定。
価格は、1ライセンス年間4万円から。
古河電気では、企業向けサービスを展開する通信事業者やSIerにこのライセンスを提供することで、企業の社内ネットワークのNFV化を支援し、テレワーク時の通信環境改善にも貢献するとアピールしている。