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セキュリティ監視ツール「LogStare」、ルータ「FITELnet」上で運用可能に

サーバー不要で社内システムの可視化、障害監視などを実行可能

 株式会社LogStareは12日、古河ネットワークソリューション株式会社と技術提携し、自社のマネージドセキュリティプラットフォーム「LogStare」を、古河ネットワークソリューションのVPNルータ「FITELnet F220」「同 F221」(以下、FITELnet)に対応させたと発表した。

 LogStareシリーズは、LogStare社が親会社であるセキュアヴェイルから開発を引き継いだセキュリティ運用プラットフォーム。常時1.1万台のセキュリティデバイスを監視し、1日25億件もの膨大なログを収集・分析するセキュアヴェイルのセキュリティ運用ノウハウを設計に反映しており、日々のシステム監視業務からインシデント発生時の原因調査、AIによる障害予測までを一気通貫で実現できるという。

 今回の協業では、VPNルータの「FITELnet」にLogStareを搭載し、FITELnet自身をシステム監視サーバー/ログ収集サーバーとして利用できるようにした。LogStareの搭載にあたっては、FITELnetが持つ、LXC(Linux Containers)をベースとしたコンテナ機能を活用するため、サーバーやOSを別途調達する必要がなく、最小限の設備で手軽に社内システムの可視化、障害監視、ログ収集を始められるようになるとのこと。

 さらに、クラウド上のログ分析基盤にログを転送することで、より高度なログ分析やレポート作成なども行えるとした。

 なお、FITELnetの設定手順やLogStareシリーズでの分析、レポート方法などは、LogStare社が運営する技術者ブログ「KnowledgeStare」にて解説を行っている。

LogStareを搭載可能になったルータ「FITELnet F220」