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日本ユニシス、基幹システムのAzure環境への移行を支援する「Azure VMware Solution」を提供

 日本ユニシス株式会社14日、日本マイクロソフトが提供する「Azure VMware Solution」サービスを日本ユニシスグループで販売開始すると発表した。

 日本ユニシスグループは、同社の基幹システムの一部であるオンプレミスのVMware仮想環境基盤をAzure VMware Solution上に統合しており、移行ノウハウとVMware製品の構築・保守運用の経験・実績を基に、クラウド利用支援サービス「CLOUDForesight」として、ハイブリッド環境のサポートを強化している。これにより、オンプレミス環境からクラウドへの移行を加速させ、環境の変化に柔軟に対応できる顧客のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援するとしている。

 日本ユニシスグループは、デジタルトランスフォーメーション(DX)の加速に向けて、2018年に「クラウドDXセンター」を開設し、クラウド利用支援サービス「CLOUDForesight」として、顧客のオンプレミス環境をMicrosoft Azureへ移行するとともに、DXにつながるクラウド活用を支援してきた。

 また、並行して日本ユニシスグループのDX化も推進し、基幹システムのMicrosoft Azure移行を順次進めており、こうした自社導入で蓄積したノウハウと、VMware製品の構築・保守運用の実績をもとに、CLOUDForesightに、Azure VMware Solution関連サービスを追加した。同サービスは、オンプレミスのVMware仮想環境基盤からの効率的な移行計画の策定や運用設計などを含めて、Azure VMware Solution環境の構築/サポートをワンストップで提供する。

 CLOUDForesightでは、Azure VMware Solution移行支援サービスとして、オンプレミス環境のVMware仮想環境基盤上の仮想マシンの移行可否調査と、Azure VMware Solutionへの移行作業を支援するサービスを提供する。

 また、Azure VMware Solution構築サービスとして、Azure VMware Solutionの環境構築を行うサービスを提供。さらに、Azure VMware Solutionサポートサービスとして、Azure環境と合わせて、オンプレミス環境のVMware仮想環境基盤の保守サポートノウハウを生かした、Azure VMware Solutionのサポートを提供する。

 クラウドDXセンターでは、オンプレミス環境のAzure VMware Solution への移行を加速させ、ハイブリッドクラウド環境のサポートを強化することで、顧客のDXをさらに支援すると説明。日本ユニシスグループは、クラウドDXセンターが支援するDXおよびその関連ビジネスで、今後3年間で300億円の売上を目指すとしている。