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ジャックス、デジタル変革の推進に向け日本IBMとのパートナーシップを強化

 株式会社ジャックスと日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)は7日、ジャックスにおけるデジタル変革の推進に向け、パートナーシップをさらに強化することを決定したと発表した。

 ジャックスは、中期3カ年経営計画「RAISE 2020」において「日本・ASEANをメインフィールドとし お客さまに選ばれる先進的なコンシューマーファイナンスカンパニー」というビジョンの実現に向け、「国内事業の持続的成長」「海外事業の成長拡大」「生産性の向上と成長基盤の強化」という3つの重点方針に取り組んでいる。

 これらを進めるための戦略の一つとして、継続したIT投資を掲げ、カスタマーセンターにAI技術を導入するなど、競争優位性の確立や、利便性の高い商品・サービスの提供、業務効率化に向けた取り組みを進めている。

 今回の決定は、従来からの戦略的ITアウトソーシング活用の枠組みを拡大し、ジャックスの構造改革のスピードや質の向上とビジネスモデルの変革を実現するため、中長期的な視点でのデジタル変革の推進に向けて、ジャックスと日本IBMとのパートナーシップを強化するとしている。

 両社は今後、「ニューノーマル下でのデジタル戦略の実施」「デジタル人材の育成」「先端技術の活用」「既存システムと新規システムのさらなる進化」「新たなワークスタイルの確立」といった5つの重点領域の取り組みを加速していくと説明。具体的には、API化による外部連携や、コンテナ技術を利用したオープンなハイブリッドマルチクラウド活用の検討、デジタル人材の育成、セキュアなリモートワーク環境の導入検討を行っていき、ジャックスではこれらの取り組みにより、データ活用や新サービスの提供などビジネスモデルの変革を図り、グループ全体での持続的な成長を目指していくとしている。