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日本ユニシス、セキュアかつ迅速なサービス開発・提供を支援する事業者向けDevOpsセキュアフレームワーク

 日本ユニシス株式会社は21日、事業者のセキュアかつ迅速なサービス開発・提供を支援するDevOpsセキュアフレームワーク「AlesInfiny(アレスインフィニィ)」を、同日から販売開始すると発表した。

 AlesInfinyは、サービス事業者が、変化するビジネス要求に迅速に対処しながら、安全・安心なデジタルサービスを開発・提供し続けられるように支援するDevOpsセキュアフレームワーク。MVP(Minimum Viable Product:実用最小限の製品)構築や、セキュアPaaS環境、DevOps支援ツール、セキュリティ診断ツールなど、PoC(概念実証)を迅速に始めるために必要となるDevSecOpsのクラウド製品・サービス群を定義しているという。

 また、対象となるデジタルサービスのビジネス成長ステージやビジネス規模、セキュリティリスクなどに応じて、リモート監視運用サービス、アプリケーション性能監視サービス、その他のサービス運用・運営ツールを柔軟に組み合わせて提供するとのこと。

 こうした支援により、リードタイムの短縮、リリース頻度の向上により、すばやい仮説検証を繰り返しながらサービスを改善し続けることが可能。実績あるICTプロダクトセットとプロセスを合わせたベストプラクティスを用い、アプリケーション開発の工期短縮、コスト低減をもたらすとしている。

 さらには、開発・運用サイクルのすべての段階にセキュリティテストを組み込み、インシデントにつながる脆弱性の早期検知、安全性の向上、セキュリティ対策のコスト低減なども実現可能。アプリケーションレイヤを含めたエンドトゥエンドの運用監視によって、トラフィック変動の早期検知、トレースを実施し、サービス運営のリスクも軽減するとした。

 なおICT運用は、システム運用監視サービス「CLOUDTREK」が対応。複数に分散する運用業務を日本ユニシスのマネージドサービスに集約することにより、事業者はビジネス価値創造の活動にリソースを集中できるとのことだ。

 日本ユニシスは今回のAlesInfinyの販売開始に伴い、すでに提供を開始しているアジャイル導入支援サービス「AXLab」と組み合わせ、デジタルサービスのアジャイル開発を支援していく考え。また新たなデジタル顧客接点の構築や顧客エンゲージメントの醸成を推進する、サービスのUX(ユーザーエクスペリエンス)設計や仮説検証型のUX改善支援も強化する。

 またAlesInfiny自体も、リリースリードタイムの短縮、リリース頻度の向上、限界コスト低減に役立つビジネスアセットの提供など、順次拡張を行い、デジタルサービスのライフサイクル全体を通じた、開発・運用・改善サイクルをワンストップで滞りなくマネジメントできる開発・運営マネージドサービスとして提供するとしている。