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シャープ、UTMアプライアンスのWi-Fi対応モデルを2021年1月に発売 チェック・ポイントのエンジンを採用

 シャープ株式会社は21日、UTM製品「BP-X1CPシリーズ」において、Wi-Fi対応モデル「V80W(スタンダード)」(以下、V80W)を2021年1月中旬より販売開始すると発表した。ゲートウェイでのセキュリティ対策に加えて、無線LANアクセスポイントの機能も1台に集約可能なため、企業のネットワーク/セキュリティ環境の運用効率化を支援できるとしている。価格はオープン。

 「V80W」は、ファイアウォール、IPS(侵入防御システム)、ウイルス対策、スパム(迷惑メール)対策、URLフィルタリング、アプリケーション制御、ボット対策といった7種類のセキュリティ対策機能を搭載したUTMアプライアンス。複数のセキュリティ機能を統合しているため、個々の製品/サービスを個別に導入する手間やコストを削減し、日々の運用・管理の一元化を実現するという。

 UTMのベースエンジンには、チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ(チェック・ポイント)のものを採用し、セキュリティ対策能力と高速処理を両立させているとのことで、1500Mbpsのファイアウォールスループット、340Mbpsの脅威対策スループットを提供できる。さらに、検知・防御した脅威やリスクの高いアプリケーションの利用状況などを報告するセキュリティレポートを毎月メールで配信するサービスも付属しているとした。

 また、無線LANアクセスポイントの機能は、IEEE 802.11b/g/n/ac(3×3)に対応しており、一台でセキュアな無線LAN環境を構築可能とのことだ。

V80W(スタンダード)