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シャープ、インターネット通信の検疫性能を向上させたUTMアプライアンス「BP-X2CPシリーズ」

 シャープ株式会社は27日、UTM(Unified Threat Management:統合脅威管理)アプライアンス「BP-X2CPシリーズ」3モデルを、11月より販売開始すると発表した。価格はオープン。

BP-X2CPシリーズの「BP-X2CP1」

 BP-X2CPシリーズは、ファイアウォールやIPS(侵入防御システム)、アンチウイルス、アンチボット、アンチスパム(迷惑メール対策)、URLフィルタリング、アプリケーション制御といった7種類のセキュリティ対策機能を搭載するUTMアプライアンス。ベースエンジンには従来と同様、チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ(チェック・ポイント)社製を採用しているが、インターネット通信の検疫性能を従来機比約1.3倍に向上させている。

 また、セキュリティシステムは最新版に自動更新されるので、日々巧妙化するウイルスやフィッシング詐欺などのサイバー攻撃にも対応可能。さらに、検知・防御した脅威の情報や、リスクの高いアプリケーションの利用状況などの月次レポートをメール提供するとした。

 インターフェイスは、3モデルとも、WAN側向けに1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T×1ポート、LAN側向けに1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T×5ポート(スイッチ)を提供。無線モデルの「BP-X2CP1W」では、IEEE 802.11a/b/g/n/ac/axの無線LAN通信を行える。

 スループットは、「BP-X2CP1」と「BP-X2CP1W」のNGTX脅威対策スループットが最大440Mbps、NGFWスループットが最大600Mbps。最上位モデルの「BP-X2CP2」では、最大585MMbpsのNGTX脅威対策スループットと、最大800MbpsのNGFWスループットを提供する。

BP-X2CPシリーズによるセキュリティ対策イメージ