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シャープが「情報漏洩対策アプライアンス」を5月発売、PCの操作ログ収集や外部メディアの利用制限などの機能を提供

 シャープ株式会社は、PCの操作ログの収集や、未承認の外部記録メディアの利用制限により情報漏えいを防止するソリューション「情報漏洩対策アプライアンス」を、5月下旬より販売開始すると発表した。

 「情報漏洩対策アプライアンス」は、企業が導入しているPCのメール送受信やWebアクセス、ファイルのコピー・削除、プリントアウトなどの操作ログを収集する一方、未承認の外部記録メディア(USBメモリや外付けHDDなど)の利用を制限することで、情報漏えいを抑止するアプライアンス製品。未承認の外部記録メディアが接続された場合は、警告を表示した上でログとして記録することができる。加えて、設定した件数以上の宛先に対するメール送信を行う際は、送信前に確認を促すメッセージを表示できるとした。

 なおアプライアンス本体は、中小規模事業者の情報漏えい対策に特化したインターコムのソフトウェア「MaLion for SHARP」を、シャープの子会社であるDynabookのデスクトップPC「dynaDesk DT200/IoT」にプリインストールして提供する。ソフトウェアとハードウェアをパッケージにして、初期設定した上で設置するため、専任のIT管理者のいない中小企業、SOHOなどでも容易に導入できるとのこと。

 さらに、シャープの提供するUTM(統合脅威管理)製品やセキュリティスイッチなど、各種ソリューションと組み合わせて導入すると、外部からのサイバー攻撃対策に加え、内部的な要因による情報漏えいへの対策も行えるので、より強固なセキュリティ体制を構築できるとアピールしている。