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DALのデータハンドリングプラットフォーム新版「RACCOON 2.2」、クラウド対応強化や英語対応などを実施

 株式会社データ・アプリケーション(以下、DAL)は4日、データ連携や移行時のデータ加工・変換をノーコードで実現するデータハンドリングプラットフォーム「RACCOON(ラクーン)」において、新版「同 バージョン2.2」を販売開始すると発表した。

 RACCOONは、システム連携時に必要なデータハンドリング部分をノンコーディング化するソフトウェア。複数の入出力データを扱え、文字コードやフォーマットの変換を行いながら、ソート、マージ、ファイル統合や分割などのデータ加工をノンプログラミングで行えるという。

 企業システムがクラウドへのシフトが進む中、RACCOONでも、データ変換の対象となるクラウドデータベースへの対応を進めており、今回は、オープンソースデータベースで高いシェアを持つMySQLのクラウド移行を視野に、オンプレミスのMySQLと100%の互換性を持つ、Oracle Cloud上のOracle MySQL Database Serviceをサポートした。このほか、Microsoft SQL Server 2019とMicrosoft Access 2019にも対応している。

 RACCOONによるノーコード開発もオフショアで行いたいという要望を受け、多言語対応の最初となる英語モードをサポートした。変換エンジン(Transfer Engine)、開発クライアント(Developer Studio)での言語の切り替えは、ユーザーが任意のタイミングで行えるという。

 加えて今回は、フォーマット変換時のメモリの使用状況を変換レポートに出力できるように改善したほか、開発クライアントであるDeveloper StudioのUI操作を効率化し、開発生産性を向上させている。

 価格(税別)は、サブスクリプションモデルの場合で月額4万円から。買い切り型モデルの場合は、セレクトエディションが100万円から、スタンダードエディションが300万円。期間を区切って利用できるタームライセンスは、スタンダードエディションのタームライセンスが月額12万5000円(最低契約期間3カ月)から。