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NTT-ATの可搬型IP通話システムとageetのソフトフォンを連携させた災害時通信確保ソリューション

 NTTアドバンステクノロジ株式会社(以下、NTT-AT)と株式会社ageetは、NTT-ATが提供中の可搬型IP通話システム「ポータブルIP-PBX」と、ageetのソフトフォン「AGEphone Cloud」を連携させた災害時通信確保ソリューションを、12月1日から販売開始すると発表した。

 「ポータブルIP-PBX」は、災害時に被災地の避難所等へ搬入し、迅速に通信ネットワークを応急復旧させることが可能な通信装置。スマートフォンがインターネットに接続できない場合でも、ローカルなWi-Fiネットワークを介して通話用のソフトフォンをダウンロードできるWebポータル機能を備えている。

 今回の連携では、企業内の内線ですでに多くの利用実績がある「AGEphone Cloud」を「ポータブルIP-PBX」からダウンロードできるソフトフォンのラインアップに追加する。これにより、被災地などでインターネットに接続できない環境でも、利用者が手持ちのスマートフォンを使うことで、エリア内の内線通話や外線通話が可能になるという。

 利用にあたっては、スマートフォンがAndroidの場合、「ポータブルIP-PBX」のWebポータル画面にアクセスすることにより、簡単な手順で「AGEphone Cloud」をダウンロード、インストールできるとのこと。

 iPhoneの場合はApp Storeからのみアプリケーションのインストールが行えるため、「ポータブルIP-PBX」からはダウンロードできないが、あらかじめインターネットに接続できる環境でApp StoreからiPhone版の「AGEphone Cloud」をインストールしていれば、「ポータブルIP-PBX」から発信通話が可能とした。