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エクイニクス、大阪に第3のデータセンター「OS3」を開設

 米Equinix(以下、エクイニクス)は26日、大阪に第3のInternational Business Exchange (IBX)データセンターとなる「OS3」を開設すると発表した。OS3の初期投資額は約5500万ドル(約59億円)で、2021年第4四半期に開設予定。

 OS3の第1フェーズでは、約3070㎡以上のコロケーションスペースと、900ラックを提供予定。最終フェーズでは、合計8300㎡以上のコロケーションスペースで、2500ラックの提供を予定する。

OS3完成イメージ図

 大阪のエクイニクスデータセンターキャンパスに直接接続されるOS3は、Equinix Fabric(旧Equinix Cloud Exchange Fabric)を含む、インターコネクションサービスを提供する。このSDNベースのオンデマンドインターコネクションサービスにより、大阪の顧客は、Amazon Web Services(AWS)やMicrosoft Azure、Oracle Cloud Infrastructure、Google Cloudといった主要クラウドプロバイダーへの直接かつ安全なアクセスを確立でき、ハイブリッド/マルチクラウドインフラストラクチャーへのニーズに対応できるとしている。

 エクイニクスでは、Platform Equinixとして、世界63の都市で220以上のIBXデータセンターを展開し、1万社を超える世界の主要企業にデジタルインフラストラクチャーを提供している。アジア太平洋地域では、エクイニクスは日本、オーストラリア、中国、香港、韓国、シンガポールの主要都市に46のIBXデータセンターを設置。日本国内では、東京と大阪に13のIBXデータセンターを展開している。

 現在、約6000㎡のコロケーションスペースを提供しているエクイニクスの大阪キャンパスは、2つのIBXデータセンターで構成され、130社以上の企業のビジネスハブとなる。顧客企業は、25を超える豊富なネットワークプロバイダーから最適なサービスを選択でき、Platform Equinixを使用することで、最適な場所、パートナーを組み合わせて、成功に必要な基盤インフラストラクチャーを構築できるとしている。