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エクイニクス、大阪にグローバルデータセンター「OS1」を開設

 エクイニクス・ジャパン株式会社(以下、エクイニクス)は5日、大阪で初のグローバル・データセンター(IBX:International Business Exchange)となる「OS1データセンター」(以下、OS1)をオープンすると発表した。大阪外国企業誘致センター(O-BIC)の支援のもとで、株式会社ケイ・オプティコムおよび株式会社関電エネルギーソリューション(KENES)と共同で開設した。

 「OS1」は、通信会社に対して中立的なキャリアニュートラルのデータセンター。多国籍通信キャリアは、ケイ・オプティコムのアクセス回線を介して顧客へのサービスを提供できるほか、複数の日系、外資系通信会社との相互接続も可能という。これにより「OS1」のユーザーは、950を超える国内外の回線キャリアがアクセスする、エクイニクスのグローバルプラットフォームへアクセスできるとのこと。さらに、大阪のネットワークハブのひとつである堂島に直結しているため、「OS1」は、大阪をグローバルネットワークとつなぐネットワークハブになるとしている。

 電源システムについては完全冗長構成を採用し、地域内の商用電源供給が停止した場合のバックアップ用に自家発電設備も設置。地震対策としても、最新の免震構造による設計を採用し、予想されうる最大限の震度に備えているとのこと。

 なお今回の開設時は、第1フェーズとして320ラックを提供し、2014年には800ラックを超える規模まで拡張する予定。

石井 一志