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エクイニクス、大阪のデータセンターでAWS Direct Connectの提供を開始

 エクイニクス・ジャパン株式会社(以下、エクイニクス)は17日、大阪にある「OS1 IBXデータセンター(以下、OS1)」から、Amazon Web Services(AWS)のクラウドサービスへの直接接続サービス「AWS Direct Connect」を提供開始すると発表した。

 AWS Direct Connectは、企業のオフィスやデータセンター、あるいはコロケーションスペースなどのオンプレミス環境から、AWSのクラウド環境に専用線接続できるサービス。AWSのクラウドサービスに企業のインフラを直接接続できるため、クラウドへ低価格で低レイテンシによるアクセスが可能になり、利用にあたっては、ユーザーのネットワークとAWS Direct Connectのいずれかのロケーション間に専用のネットワーク接続を確立させる必要がある。

 従来、AWSの東京リージョン(データセンター群)との間の接続ポイントとしては、東京の「TY2 IBXデータセンター(以下、TY2)」にある東京ロケーションが利用できたが、8月4日に、Equinix OS1にある大阪ロケーションが利用可能になったとAWSが発表していた。この大阪ロケーションのサービス開始に伴い、西日本の企業はより恩恵を受けやすくなるほか、AWS Direct Connectの既存ユーザーも、TY2とOS1両方に接続することでネットワークの冗長化が可能になるとした。

 なおエクイニクスとAWSでは、AWS Direct ConnectのOS1での利用を推進するため、企業のCIOおよび技術者に向けたワークショップを、8月26日から定期的にOS1で開催するとのこと。

石井 一志