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IIJグループ、ASEAN地域のファイアウォール運用監視サービスにPalo Alto Networksの製品を追加

 株式会社インターネットイニシアティブ(以下、IIJ)は24日、ASEAN地域で展開しているファイアウォールの運用監視アウトソースサービス「IIJ Firewall Management Service(以下、IFMS)」に、Palo Alto Networksのファイアウォール製品(次世代ファイアウォール)の運用監視サービスを追加し、提供を開始した。

 IFMSは、顧客の社内に設置したファイアウォール機器を、IIJがリモートで運用管理する月額サービス。機器の導入から運用設計・監視、通信の異常検知、保守までをセキュリティ専門エンジニアが一貫して対応する。ファイアウォール機器は、最新のファームウェアへの更新や、ネットワーク構成の変更に伴う設定変更、ポリシー変更など、重要となる日々の運用を顧客に代わり現地エンジニアが機器を運用する。日系企業の顧客は、国内の本社が推奨しているセキュリティの運用および監視レベルを、海外の拠点においても同等に維持できる。

 IIJグループのタイおよびインドネシアの海外現地法人が、Palo Alto Networksとマネージドセキュリティサービスプロバイダー(MSSP)のパートナー契約を締結し、両国の日系企業を中心にサービスを展開する。MSSP契約は、Palo Alto Networks製品の運用実績やスキルが認められたサービスプロバイダーに対するパートナー契約で、IIJは日本国内で既にMSSPパートナーとして長年の運用実績があることから、今回ASEAN地域でも契約に至ったという。

 サービスの価格は個別見積もり。IIJでは、タイおよびインドネシアで大規模な工場や支店を展開している日系の製造業、流通小売業、金融業を中心に、2年で100社の導入を目指す。