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IIJ、ファイアウォール運用管理サービスをインドネシアで提供提供

 株式会社インターネットイニシアティブ(以下、IIJ)は8日、セキュリティサービスの海外展開を開始すると発表した。第一弾として、ファイアウォールの運用管理サービス「IIJ Firewall Management Service」のインドネシアでの提供を開始した。

 IIJでは、海外8カ国でクラウドサービスやネットワークサービスを提供しているが、新たにセキュリティサービスを海外で本格的に展開する。まずは、IIJが日本国内で提供するファイアウォールの運用管理サービス「IIJマネージドファイアウォールサービス」を、日系企業および現地企業向けに仕様を最適化し、IIJ Firewall Management Serviceとして販売する。

 IIJ Firewall Management Serviceは、IIJの海外現地法人がサービスプロバイダーとして、IIJと同品質のサービスを海外の顧客に月額で提供する。サービスでは、顧客サイトにあるファイアウォール機器に対して、日本にあるIIJの監視システムから、ハードウェア監視、通信異常の検知(アノマリ検知)を行う。海外現地法人のエンジニアが、障害対応や月次報告書の作成までワンストップでサービス提供し、さらにサービスの導入支援や障害対応(オンサイト作業含む)なども実施する。

 サービスはインドネシアを皮切りに、2020年度にはシンガポール、タイ、ベトナムのIIJグループ海外現地法人から提供する予定。さらに、中国、米国、ヨーロッパなどASEAN以外の地域への展開と、その他セキュリティサービスのラインアップ拡充も順次進めていく。IIJでは、IIJ Firewall Management Serviceを、今後3年以内にASEAN地域約150社への導入を目指すとしている。