日立ソリューションズ、「データガバナンスソリューション」にデータクオリティ管理プロセスの定着化を支援するメニューを追加

　株式会社日立ソリューションズは10日、企業のデータ利活用を支援する「データガバナンスソリューション」に、データクオリティ管理プロセスの定着化を支援するメニューを追加し、11月11日に提供開始すると発表した。価格は個別見積もり。

　データガバナンスソリューションは、企業のデータ利活用における課題を解決するため、データを統制管理するデータガバナンス基盤の導入を支援するソリューション。データガバナンス基盤の導入により、データの可触性・信頼性・保守性・機密性が向上し、専門性がない一般の業務ユーザーでもデータを活用できるようになる。

　新メニューでは、データクオリティを向上し、それを維持していくためのコンサルティングサービスと、PDCAサイクルを回していく情報システムを提供する。

　具体的には、蓄積されたデータに対して、システムが機械学習によりフォーマットや種別、カラムの関係性などを整理し、エラーデータ抽出を行う。日立ソリューションズのエンジニアがその結果を参照して、データ仕様設計や継続的なデータ加工を実施し、さらに蓄積データの傾向の変化を独自技術でモニタリングし、改善策につながるフィードバックレポートを提供する。システムによるデータの機械学習や加工には、米Talendの「Talend Data Fabric」などを利用する。

　これらにより、データレイクに蓄積されたデータのフォーマットや種別が統一され、データ利用者の分析効率が向上し、精度の高い分析結果に基づいた経営層の意思決定が可能となることで、データドリブン経営を促進できるとしている。