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日立ソリューションズ、企業のデータ利活用を促進する「データガバナンスソリューション」

 株式会社日立ソリューションズは28日、企業が蓄積してきた多様なデータの信頼性を確保し、データを簡単に利活用できるよう支援する「データガバナンスソリューション」を、4月1日から提供開始すると発表した。価格は個別見積もり。

 このソリューションは、企業が蓄積してきたIoTやログなど、非構造データを含む多様なデータの品質、アクセス権、利用履歴などを適切に統合管理する環境を提供するもの。日立ソリューションズの技術者が、コンサルティングから、データカバナンス基盤の構築、データの運用・保守までをトータルに対応するという。

 具体的には、米Talendの「Talend Data Catalog」を活用することにより、収集したIoTなどの非構造データも検索・分析に活用できる“データカタログ”を自動で作成。業務ユーザーが情報システム部門の支援なしに、必要なデータの所在を容易に発見し、アクセスできるように支援する。

 また、使い慣れた用語でデータを検索できるビジネス用語辞書や、データリネージ機能によるデータの発生時からの変遷や所在・形式情報、プロファイリングで確認したデータの品質情報などを統合管理でき、データの信頼性や品質を提示可能な点も特徴。データの機密性を確保するために、データごとにユーザーのアクセス権を付与し、利用履歴を監視することもできる。

 日立ソリューションズでは、多様なデータの利活用を促進したい製造業、社会インフラ事業をはじめさまざまな業種の企業に、このソリューションを提案していく考え。また、AIやBIツールを活用したビッグデータ分析や、匿名化した個人情報の活用も支援するとしている。

「データカバナンスソリューション」の概要