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Dropbox、動画など大容量データ制作物を扱うクリエイター向けに「クリエイティブツールアドオン」を提供
2020年10月16日 11:00
Dropbox Japan株式会社は15日、広告や印刷物、動画などの大容量データ制作物を扱うクリエイター向けのソリューションとして、動画ファイルの小さなサイズへの変換やプレビュー機能などを提供する「クリエイティブツールアドオン」を発表した。
クリエイティブツールアドオンは、動画編集などさまざまな業界のメディア編集者のために設計され、スムーズに作業が進められるようにすることを目的としたアドオンで、「ダウンロード品質のオプション」「大容量ファイルのプレビュー機能およびオーディオトラックセレクション」「メタデータ検索」「フレーム単位のコメント機能」「大容量ファイルの転送」の各機能を提供する。
ダウンロード品質のオプションは、巨大な.MXF動画ファイルを小容量のH.264バージョンに変換するなど、大容量のファイルを小さなサイズに変換する機能を提供。これにより、接続が遅い場合や、時間やデータ容量が限られている場合でも、ファイルを容易にダウンロードできるようになる。
大容量ファイルのプレビュー機能は、最大150GBまでの動画ファイルをDropbox上でストリーミングしてプレビューできる機能で、レビュアーが大容量のファイルをダウンロードすることなく、共同作業を容易にする。また、オーディオトラックセレクション機能では、Dropbox内で、ステレオでトラックを表示して設定し、オーディオコンポーネントの有効／無効を切り替えることができる。
メタデータ検索は、Dropboxから直接ファイルのメタデータを検索できる機能で、ファイル名を知らない場合などでもファイルを見つけ出す機能を提供。フレーム単位のコメント機能は、Dropbox内で動画のフレームに直接コメントを付ける機能を提供する。
大容量ファイルの転送機能では、従来は100GBだった転送機能について、最大250GBまでのファイル転送に対応。Dropboxの容量を使用せずに、パスワードを付けて安全に送信でき、受信者はDropboxのアカウントがない場合でもファイルにアクセスして閲覧できる。
大容量ファイルのプレビュー、フレーム単位のコメント、大容量ファイルの転送の各機能は10月16日から利用が可能。その他のクリエイティブツールアドオン機能は、今後数カ月以内に提供を開始するとしている。
