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大塚商会、クラウドストレージとオンプレミスを組み合わせた「ハイブリッドファイルサーバー」

 株式会社大塚商会は2日、クラウドストレージとオンプレミスのファイルサーバーを組み合わせたソリューション「ハイブリッドファイルサーバー」の提供を開始したと発表した。

 「ハイブリッドファイルサーバー」は、オンプレミスのファイルサーバーに保存されたデータを、Azureのクラウド環境へ同期させるファイルサーバーソリューション。最低限のディスク容量で初期導入を行い、必要に応じてクラウド側に容量を追加する仕組みにより、ファイルサーバー導入時のコストを大きく下げられるという。

 クラウドはMicrosoft Azureを利用。Azure File Syncによってオンプレミスとクラウドのデータを同期させるが、利用頻度が高いファイルはオンプレミス側にもデータを残すため、高速なファイルアクセスを行えるとのこと。さらに、データはオンプレミスとクラウド上の2カ所で保持されるため、BCP対策にもなるとした。

 また、サーバーのハードウェア保守と運用支援を含むオールインワンパッケージとして提供されるので、問い合わせ窓口の一本化を実現。システム担当者の運用負荷軽減を支援するとしている。

 利用料金は月額課金制を採用。通信料も月額料金内に含めた大塚商会オリジナルの価格設定となっており、利用状況にかかわらず毎月の料金は固定料金となる。

 基本料金(税別)は、1TB分のAzure File Syncを含めて月額3万6000円で、Azure File Syncディスク容量追加オプションが1TBあたり月額1万8000円(最大合計5TBまで追加可)。なお拠点側には、100Mbps以上のインターネット接続用光回線が必須になるほか、導入時には、大塚商会指定のサーバーを購入する必要がある。