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NTT Comの安否確認サービス、新型コロナウイルスに適したリスク管理を支援する「ライトプラン」提供

 NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は2日、安否確認サービス「Biz安否確認/一斉通報」において、新型コロナウイルスに適したリスク管理を支援する「Biz安否確認/一斉通報ライトプラン」(以下、ライトプラン)を発表した。サービスの提供を11月1日より開始する。なお9月2日から10月31日までは、トライアル期間として無償で提供するとのことだ。

 「Biz安否確認/一斉通報」は、地震に代表される自然災害発生時に、社員の安否確認を行うためのサービス。従来は「通常プラン」と「お手軽導入プラン」を提供してきたが、昨今の新型コロナウイルスの感染拡大により、日々の健康管理や出社停止の緊急連絡など、新たな対策の必要性が高まっていることを受け、感染症対策を重視した新プラン「ライトプラン」を新たにラインアップした。

 この「ライトプラン」では、「Biz安否確認/一斉通報」の機能を感染症対策向けに厳選し、コストパフォーマンスを高めているとのこと。具体的には、緊急連絡や安否確認、健康状態の把握など、状況に応じたテンプレートをあらかじめ準備しており、契約後すぐに利用可能。メッセージの内容を必要に応じて変更することもできる。

 また連絡・報告機能については、任意のタイミングに加えて、スケジュール設定による自動連絡にも対応し、例えば、全従業員に対して、健康状態の登録を毎日自動で依頼する、といったことが可能になっている。

 さらに、メールやスマートフォン向けアプリなど複数の手段を使い、従業員にメッセージを届ける機能を搭載し、従業員が確認や登録をしていない場合、確認や登録が行われるまで自動で再送することもできる。メッセージの確認や登録状況は、リアルタイムに自動集計されるため、管理者が集計する手間はかからないとのこと。

 なお提供機能は、従来のプランと同様、大規模災害にも耐えうる堅牢なデータセンターで運用しており、万一に備え、バックアップ拠点も用意された。

 NTT Comでは利用例として、健康状態の登録依頼を毎日決まった時間に一斉配信するようスケジュール予約し、従業員の健康状態を把握できるようにする、テンプレートを利用した一斉連絡により、全従業員へ迅速に自宅待機を要請する、といったシーンを挙げた。

 後者の例では、従業員が確認していない場合、確認が行われるまで自動で再送でき、また会社PCを起動せずに確認することができるため、週末や夜間であっても確実に緊急連絡を届けられるとしている。

 価格は、1000IDの場合で月額1万円。9月2日から10月31日まではトライアル期間として、無償で提供する。

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