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NEC、“ニューノーマル”を見据えたオフィス作りのため「ServiceNow Safe Workplace」アプリを採用

 ServiceNow Japan合同会社は21日、日本電気株式会社(以下、NEC)が、ニューノーマル時代を見据えたデジタルオフィス化プロジェクトの推進を支援するため、「ServiceNow Safe Workplace」アプリを採用したと発表した。NECでは今後、同アプリを活用した社内実証を開始する。

 NECでは2020年7月、ニューノーマル時代の新しい働き方をデジタルトランスフォーメーション(DX)で実現するデジタルオフィスプロジェクトを始動させたと発表。その第1弾として、ニューノーマル時代に求められるオフィスの在り方を見据え、生体認証や映像解析などの先進ICTを活用したゲートレス入退システムやマスク対応レジレス店舗など、さまざまなシステム実証をNEC本社ビル内にて開始している。

 そのなかで、企業が従業員の職場復帰に不可欠な手順を効率的に管理し、全従業員の健康と安全をサポートできる「ServiceNow Safe Workplace」アプリを採用した。オフィスに入館するNECの従業員は、NEC Digital ID入退場ゲートでマスクを装着したままで顔認証を行い、体表温度測定を実施。さらに同アプリと連携することで、従業員がオフィス内で健康と安全を確保するためのワークフローを走らせる、といったことを見据えているという。

 例えば、体表温度がしきい値以上の従業員に対して効率的な健康状況のフォローアップを行い、当該従業員がこれまでにオフィス内で接触した可能性がある他の従業員を迅速に特定するとともに、感染の可能性がある従業員がアクセスした場所の消毒や閉鎖を行うなどのワークフローを、自動的に走らせることが可能になるとのことだ。

 なお、これらの取り組みは、本人の同意のもと、事前に取得・登録した顔情報などに基づいて行われる。