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NECの小売店向け「売場情報画像解析サービス」、菓子商品の最新マスタデータを利用可能に

菓子卸大手の山星屋と提携

 日本電気株式会社(以下、NEC)と株式会社山星屋は、NECが提供する「売場情報画像解析サービス」のオプションサービスとして、約10万品の菓子商品のマスタデータを提供する「商品マスタデータ提供サービス」を、9月1日より開始すると発表した。価格は25万円(税別)から。

 NECでは2018年9月より、商品陳列状況のデジタル化を支援する「売場情報画像解析サービス」を提供している。このサービスでは、スマートフォンなどで撮影した棚の画像をもとに、画像認識技術を用いて棚の陳列状態をデータ化し、棚割り管理ソフトに取り込んで商品の陳列を再現することにより、陳列状況の確認や新しい棚割りの提案などの業務効率化を実現しているという。

 今回発表された「商品マスタデータ提供サービス」は、このオプションサービスで、菓子卸大手の山星屋が持つ商品マスタデータと連携し、約10万品の菓子商品の最新商品画像を提供開始する。

 これにより、ひんぱんな商品の改廃やパッケージ更新がある流通菓子商品について、あらかじめ商品マスタデータを用意しなくとも、「売場情報画像解析サービス」をより手軽かつタイムリーに利用可能になったとのこと。

 なお商品画像は、流通コードセンターが提供しているJANのデータベースサービス「JICFS」のコード単位で提供され、JICFSコード2種類までの場合で、価格は25万円(税別)。それ以上の場合は個別見積もりとなる。