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富士通SSL、特権ID管理「CyberArk Privilege Cloud」を販売

 株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ(以下、富士通SSL)は6日、CyberArk Software株式会社(以下、CyberArk)のSaaS版特権ID管理製品「CyberArk Privilege Cloud」を販売開始した。

 CyberArk Privilege Cloudは、「root」や「Administrator」といったシステムの特権アカウントを保護することを目的としたソリューション。接続コネクターを準備するだけで、オンプレミスやクラウド上リソースの特権IDや特権IDを埋め込まれた運用自動化ツールを包括的に管理できる。

 また、専任コンサルタントによる支援プログラム(Guided Success Plan)も提供する。支援プログラムとしては、実装前チェックリストによるシステム環境調査や、CyberArk Privilege Cloudの展開スケジュール策定、支援期間中の定期的なミーティングによる最適プランの見直しなどを提供。迅速な特権ID管理の実現を目指し、導入規模に応じた段階的な支援メニューを提供する。

「CyberArk Privilege Cloud」利用イメージ

 富士通SSLでは、CyberArk Privilege Cloudの導入支援として、富士通SSLの専門技術者とCyberArkの専任コンサルタントの連携により、支援プログラムを推進する。富士通SSLが、特権ID管理の実績を基に、顧客が保有する特権IDの棚卸しと、顧客環境に適した特権ID管理構成を策定。特権ID管理で求められる他製品連携(SIEM、RPA、ERP、DBなど)も含め、特権ID管理をワンストップで支援する。

 また、CyberArk Privilege Cloudの標準機能として提供されている他製品との連携プラグインに、顧客指定の製品が含まれていない場合、富士通SSLでカスタムプラグインを開発し、提供する。

 CyberArk Privilege Cloudの販売価格は個別見積もりで、年額420万円(税別、導入支援費用は別途)から。富士通SSLでは、2020年2月から販売しているオンプレミス版の特権ID管理製品「CyberArk Privileged Access Security」と合わせて、顧客の要望に応じた形態で提供する。