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日立ソリューションズ、遠隔での“何気ない雑談”などを可能にする仮想オフィスサービス「Walkabout Workplace」を販売

 株式会社日立ソリューションズは31日、いわゆる“新常態(ニューノーマル)”における働き方の実現に向け、「ワークスタイル変革ソリューション」を刷新すると発表した。第1弾としては、米Walkabout Collaborativeと販売代理店契約を締結し、テレワーク中の打ち合わせや雑談などにより、円滑なコミュニケーションを支援する同社の仮想オフィスソリューション「Walkabout Workplace」を、8月3日より販売開始する。価格はオープン。

 Walkabout Workplaceは、Walkabout Workplaceは、在宅、サテライトオフィス、オフィスなどで自由な働き方をする社員に対して、ひとつの「ワークプレイス」にいるかのような一体感を提供するクラウドサービス。PCやタブレット、スマートフォンのWebブラウザ上に仮想オフィスを表示し、オンライン会議を行うほどでもない「何気ない相談」「あいさつ」「雑談」「声掛け」といった“オフィスの日常”を仮想的に提供するという。

 社員は、自室のデザインを自由に選択し、オフィスや会議室、休憩場所において雑談や打ち合わせを行うことが可能。アイコンにステータスが反映されるので、「今話しかけてよいのかどうか」が一目でわかるほか、誰と誰が話をしているのも可視化され、仲間と同じ空間で仕事をしているかのような雰囲気を感じられるとした。また管理者は、メンバーの様子をいつでも把握できるとのこと。

 WebブラウザはChrome、Firefox、Microsoft Edge、Safariなどに対応している。

 なお日立ソリューションズでは今後、プレゼンターがスライド上を動き回って説明する、米Personifyの遠隔プレゼンテーション「Personify Presenter」を8月末に、テレワーク中の社員の居場所やマインドの状況を可視化する「リシテア/就業管理」の最新版を2020年秋に、それぞれ販売開始する予定だ。