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IIJ、VMwareを利用したクラウドサービスでバックアップオプションを用意

Rubrik製品を利用し、簡単かつ低コストでバックアップ環境を利用可能に

 株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)は30日、IaaS型クラウドサービス「IIJ GIO インフラストラクチャーP2」のプライベートリソース「仮想化プラットフォーム VWシリーズ」(以下、VWシリーズ)において、仮想マシンを低コストでバックアップできる「バックアップセット/VWオプション」を提供開始すると発表した。

 「VWシリーズ」は、ユーザー企業専用のVMware基盤を管理者権限付きで提供する、自由度の高いホステッドプライベートクラウドサービス。IIJが提供するVMware vSphere ESXiサーバー上に、オンプレミスのVMware環境をそのまま移行・構築できるほか、仮想マシンのメモリやサーバー容量などのリソースは、オンデマンドで増減可能となっている。

 今回提供する「バックアップセット/VWオプション」では、米Rubrikのバックアップ製品「RCDM(Rubrik Cloud Data Management)」を利用し、仮想マシンのバックアップに必要なコンポーネントを一括で提供するという。

 これを利用すると、ユーザー企業は、バックアップ設定メニューから必要なプランを選択するだけで、容易にバックアップおよびリストアが可能。取得したデータは暗号化され、IIJのクラウド上にあるバックアップサーバーに保存される仕組みで、ユーザー企業が独自にバックアップシステムを構築・運用する必要はなくなるので、コスト低減、運用負荷軽減にもつながるとした。