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KDDI、Microsoft Teamsベースのフルクラウド電話サービスを提供

 KDDI株式会社は28日、Microsoft Teamsで固定電話の発着信を可能にするクラウド型電話サービス「Cloud Calling for Microsoft Teams」を、同日より提供開始すると発表した。

 Cloud Calling for Microsoft Teamsは、KDDIの音声コミュニケーション基盤とMicrosoft Teamsを連携させて実現したクラウド型の電話サービス。クラウドベースのサービスのため、Microsoft Teamsがあれば、オフィスへの電話回線の引き込みや宅内機器の設置工事などを行うことなく、「050」番号による固定電話の利用環境を迅速に構築できるという。

 また固定電話の発着信に加え、転送やグループ通話など電話に必要な機能を搭載。番号単位で電話サービスの追加ができ、小規模での導入から徐々に拡大するなど、柔軟な導入が可能になるとのこと。

 加えて、Microsoft Teamsに固定電話も統合することにより、業務に必要なすべてのコミュニケーションをMicrosoft Teamsで実現できる点もメリット。さらに、KDDI固定電話サービスとの通話料金は無料になることから、社内や取引先との通話においてコスト面の負担を軽減可能とした。

 運用面では、これまで複数のベンダーに依頼していた音声通話の運用保守をKDDIに一本化でき、クラウドライセンスからデバイスまでKDDIがワンストップで提供するため、企業内での管理・運用負荷を削減できるとしている。

 価格(以下、すべて税別)は、基本料金が月額2000円/拠点、Calling番号が月額300円/電話番号。初期費用として、5000円/契約の基本登録料と、1000円/電話番号のCalling番号登録料が必要。また、Microsoft 365やOffice 365のライセンスも必要となる。