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UiPath、ソフトウェアテストの自動化プラットフォーム「UiPath Test Suite」を国内で販売開始

 UiPath株式会社は27日、ソフトウェアテストの自動化を支援する「UiPath Test Suite」の日本語版を販売開始し、日本のソフトウェアテスト市場に参入すると発表した。

 UiPath Test Suiteは、UiPathがRPA領域におけるソフトウェアテストの設計・管理・実行の効率化で培ったテクノロジーを生かして、RPA以外の各種アプリケーションテストにも対応するソフトウェアテスト用プラットフォーム。

 ダッシュボード機能により各テストの状況がいつでも簡単に確認できる、テストケースの設計・管理ツール「UiPath Test Manager」、開発ツールの「UiPath Studio」にテスト用の検証アクティビティを追加した「UiPath Studio Pro」、管理ツールの「UiPath Orchestrator」にテスト用の機能を追加した「UiPath Test Orchestrator」、テスト実行用のロボット「UiPath Test Robots」といった製品で構成される。

 UiPath Test Suiteの利用ケースとしては、SAP・Salesforceなど基幹システム向けのテスト利用や、ウェブサイト関連のテスト利用、メインフレームに関するテスト利用、APIを利用したシステムのテスト利用、モバイルアプリケーションなどに関するテスト利用、JenkinsやAzure DevOpsなどのCI/CDツールと連携した継続的DevOpsでのテスト利用などを挙げている。

 UiPathでは、企業はUiPath Test Suiteを活用することで、ソフトウェア開発におけるテストチームをコストセンターからバリューセンターへと変革させることができると説明。UiPath Test Suiteは本番レベルのエンドツーエンドのテスト機能により、継続的に質の高いテストを実施でき、テストをサービス提供におけるライフサイクルの一環として、しっかり組み入れることが容易になるとともに、実測したテスト結果に基づいて、サービスリリースに関する意思決定を行うことが可能になるとしている。さらに、テスト用に開発した部品は、RPAによる自動化に再利用することもできる。

 また、RPAを展開している組織にとっては、RPAを持続的かつ迅速に社内展開するための手段として、UiPath Test Suiteを利用できると説明。RPAのメンテナンスコストが削減されるとともに、うまく動作しないロボットを事前に検知して修正することが可能になり、テスト時の技術的な資材を活用することで開発の短縮化を図ることもできるとしている。