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リンク、コンタクトセンター向け人材育成クラウドサービス「shouin for コンタクトセンター」を提供開始

 株式会社リンクは21日、コンタクトセンター向け人材育成クラウドサービス「shouin for コンタクトセンター」の提供を開始した。

 リンクでは、コールセンターは電話応対スタッフの離職率が高く入れ替わりが多いため、新人教育の負担が大きな課題となっており、さらに新型コロナウイルスの影響でテレワークを導入した結果、従来のような集合型の研修が実施できず、人材育成に苦慮するセンターも増えてきたと説明。こうした課題に対し、電話応対業務に特化したクラウド型の教育サービスを提供する。

 サービスは、人材育成クラウドサービス「shouin」を展開するピーシーフェーズ株式会社と、クラウド型CTI/コールセンターシステム「BIZTEL」の開発業務を行っているブライシス株式会社、コンタクトセンター専門のコンサルティング事業者である株式会社ブランニューデイと共同開発した。

 コールセンターのスタッフは、電話業務における基本的な作法や、苦情対応・敬語・オフィスマナーなど多岐にわたるテーマについて、コールセンターの業務改善で100社以上の支援実績を持つブランニューデイの講師による研修を動画で受講できる。また、研修内容からクイズを出題するクイズ機能や、分からない言葉の意味を確認できる用語集も利用できる。

 管理者側では、独自の動画コンテンツとして、自社で製作した動画を登録し、スタッフに配信することができる。動画に字幕を付けたり、字幕の内容を読み上げたりできるなど、編集機能も利用できる。さらに、受講生ごとの研修の進捗や理解度をチェックしてグラフ化するなど、教育状況を確認できる。

 shouin for コンタクトセンターの価格(税別)は、初期費用が30万円。利用料は、50ユーザーまでのプランで専門家による動画研修なしの場合が月額5万円、専門家による動画研修ありの場合が月額10万円など。