入退室者数を自動カウントし入室可能かを案内――、東陽テクニカがドイツ製管理システムを販売

　株式会社東陽テクニカは14日、独Deutsche Kennzeichen Technik GmbH（以下、DKT）と代理店契約を締結したと発表した。これに伴い、同社の入退室管理システム「Digital Control System（DCS） 240」を7月15日より国内で販売する。

　「DCS 240」は、店舗や公共施設、イベント会場などでの入退室者数を自動でカウントし、入室可能かを表示する管理システム。入退室口に設置するだけで、センサーが横を通過する入室者、退室者の数を自動でカウントし、設定した定員に対して空きがあるかをディスプレイに表示してくれるという。

　こうしたカウント作業にあたって、人が介在しないことにより感染リスクを低減できる点がメリット。電源に接続するだけで簡単に設置して運用を開始できる点も特徴とした。また、ディスプレイに表示する画像は自由に変更可能となっており、広告や案内の表示も行えるとのこと。

　なお、最新のToF（Time of Flight）センサーを採用し、「DCS240」を中心に両側1.2ｍまでの検知に対応。オプションとして、退室専用口のためのサテライトユニットも用意されている。

　東京テクニカによれば、ドイツでは店舗や公共施設での入室者数制限が行われており、「DCS240」は、スーパーマーケットをはじめとした各種店舗やフィットネスセンターで利用されているとのことだ。