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パナソニック、耐落下・耐環境性能を強化した10.1型Androidタブレット「TOUGHBOOK FZ-A3」を発売

 パナソニック モバイルコミュニケーションズ株式会社は7日、頑丈タブレット「TOUGHBOOK FZ-A3」を、国内法人向けに7月15日から順次発売すると発表した。

 TOUGHBOOKは、屋外や厳しい自然環境などの過酷な現場での業務用途に向けた、PC/タブレット製品シリーズ。製造、物流、流通・小売、ガス・電気・水道などのインフラ、医療など、幅広い現場で採用されている。

TOUGHBOOK FZ-A3

 新製品のTOUGHBOOK FZ-A3は、過酷な現場での使用に備え、前モデルより頑丈設計を強化した10.1型のAndroidタブレット。10.1型WUXGA(1920×1200ドット)、輝度最大約800cd/㎡(平均約500cd/㎡)の高解像度・高輝度液晶を搭載し、屋外での視認性を確保する。

 前モデルから耐落下性能を強化し、MIL規格準拠の120cm落下試験(動作時・26方向、合板)に加え、独自試験として、より厳しい条件の150cm落下試験(動作時・6方向、コンクリート)を実施。また、耐環境性能を強化し、-20℃の低温でも動作可能とした。保管(非動作)温度は-30℃~70℃で試験済み。防塵・防滴性能はIP65準拠、耐振動性能はMIL-STD-810H準拠。

 利便性の面では、標準バッテリーで約9時間駆動、大容量バッテリー搭載時は約15.5時間の長時間駆動を実現(同容量のバッテリーパック2個で1セットの運用)。交換が簡単なカバー一体型バッテリーパックで、現場で工具なしに交換ができる。また、NFCの標準搭載により、ユーザー認証を簡単に行える。

 操作性については、使用シーンに合わせてタッチ操作モード(Normal mode/手袋操作/スタイラスペン/水滴誤動作防止)を選択でき、新型コロナウイルス感染予防のための手袋装着時や、雨に濡れてもタッチ操作が行える。

 拡張性では、バーコードリーダー、USB2.0 Type-Aポート(増設用)、スマートカードリーダーの内蔵が可能な、本体一体型アタッチメントオプションを用意。用途の合わせたカスタマイズを選択できる。

 TOUGHBOOK FZ-A3のスペックは、CPUがQualcomm SDM660、メモリが4GB(LPDDR4)、ストレージがeMMC 64 GB、OSがAndroid 9.0。

 製品ラインアップは、Wi-Fiモデル、NTTドコモ対応モデル、KDDI(au)対応モデルの3種類があり、それぞれに標準バッテリーパック搭載モデルと大容量バッテリーパック搭載がある。価格はいずれもオープン。