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PwCコンサルティング、「ゼロトラストアーキテクチャ」の実現支援サービスを提供

その企業での有効性・適合性を評価し、実現に向けたブループリントを策定

 PwCコンサルティング合同会社は29日、いわゆる“ゼロトラスト”のセキュリティアーキテクチャを実現するため、支援サービスを提供すると発表した。

 リモートワークに代表される、働き方の“ニューノーマル”が浸透しつつある中で、ITインフラには、安定性や安全性を維持しつつ、より高度な認証・認可の機能、ならびに環境変化に対応するアジリティが要求されているという。そうした課題を解決するためのアプローチとしては、その名の通り“信頼しない”、ゼロトラストのアプローチが注目されるようになってきた。

 ゼロトラストでは文字通り、端末の接続ネットワークが社内LANであるかインターネットであるかを問わず、手放しでは信頼せず、「都度認証を求める」ことを基本的な考え方としている。

 具体的には、接続元ネットワークを問わず、一元的なプラットフォームにおいてユーザーやデバイス、およびコンテキストに基づき認証・認可を行うことで実現される。実効性のあるものとして運用できれば、社内LANに接続されていないユーザーやデバイス(社外の関係者やリモートワーカー)であっても同様の安全性を担保することが可能になり、ニューノーマルへの対応を大きく後押しすることが期待されるとのことだ。

 PwCコンサルティングのサービスでは、このゼロトラストのアーキテクチャ導入を検討する企業に対し、実現した場合のイメージを可視化し、このアーキテクチャがそもそも当該企業の課題を解決しうる手段であるかを評価・判断することから支援する。また、ゼロトラスト化の推進が有効と判断した場合には、その達成に向けたポイントと主要なタスクを明確にするとした。