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OBC、奉行クラウドとオンプレミスのデータ連携を自動化する「奉行クラウド自動実行エージェント」

 株式会社オービックビジネスコンサルタント(以下、OBC)は29日、クラウド型業務システム「奉行クラウド」とオンプレミスシステムとのデータ連携を自動実行できる「奉行クラウド自動実行エージェント」を発表した。JBアドバンスト・テクノロジー株式会社(以下、JBAT)により提供する製品で、価格は年額利用料が6万円(税別)から。販売は同日より開始する。

 奉行クラウド自動実行エージェントは、奉行クラウドにオンプレミスのCSVファイルを自動で取り込めるようにする機能。オンプレミスの業務ソフトウェア「奉行シリーズ」で出力できる「OBC受入形式」に対応したCSVデータであれば連携できるため、すでに連携ソリューションとして登録済みの製品はもちろん、個別に開発したシステムとの連携にも対応可能という。

 例えば、仕訳伝票データのCSVファイルを、オンプレミスの販売管理システムから、あらかじめ指定したフォルダーに出力するだけで、「奉行クラウド」へ自動で取り込めるとのことだ。

 処理については、あらかじめ設定した日次・週次・月次などのスケジュールに沿って実行でき、マスター情報の自動受入・自動作成にも対応するので、業務処理ごとにスケジュール設定を行える。これにより、「補助科目や取引先などのマスター情報を同期した後で仕訳伝票データを受け入れる」といった、業務に即した連携に対応可能とした。

 さらに、APIを活用してデータ連携や業務の自動化を実現するJBATのテクノロジー「Qanat Universe」を利用しており、クラウドとオンプレミスの境界を意識する必要なく、データ連携を実現できる点も特徴。指定フォルダー内の不要なファイルを受け入れない、一度受け入れたファイルが二重に処理されないようにするなど、実務で求められるきめ細かな対応が可能とのこと。