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SAPジャパン、SMB向けERP「SAP Business One 10.0」を提供 Webクライアント対応やUI強化などを実施

 SAPジャパン株式会社は23日、中堅・中小企業(SMB)向けERPパッケージ「SAP Business One」の新版として、「同 バージョン10.0」を提供開始すると発表した。

 SAP Business Oneは、中堅・中小企業向けに特化したERPパッケージ。財務会計、販売、仕入、購買、在庫管理、顧客管理、営業支援、保守サービスなど、基幹業務を統合して管理することができる。

 今回の新版では、まず、Webクライアントへの対応を行った。SAP Fioriに基づいており、コアプロセスに加えて高度な分析チャート機能も提供するという。またユーザーインターフェイスを強化し、メニューの新しいアイコンおよびメニューオプションにより、ツールバーの表示と非表示を切り替えられる。なお、会社データベースとユーザーの切り替えはワンクリックで行えるとのこと。

 さらに参照伝票の対応を強化し、支払小切手、購入依頼、入庫/出庫、在庫移動依頼、在庫移動に関する伝票の参照に対応。承認プロセスについても、新規設定により、承認者は保留状態のドラフト伝票を更新できるように強化された。

 このほか、シリアル番号管理およびロット管理において、売掛予約請求書と在庫転送依頼を更新する機能を追加。財務レポートから勘定コード表内の口座レコードにドリルダウンする機能や、Microsoft Office 365との統合機能なども提供される。