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大分県日田市のモリショウグループ、中堅・中小企業向けERP「SAP Business One」を採用

 SAPジャパン株式会社は18日、再生エネルギーの地産地消モデルを展開しているモリショウグループが、中堅・中小企業向けERPシステム「SAP Business One」を採用決定したと発表した。

 モリショウグループは、1998年の創業以来、大分県日田市において、地元林業の振興と環境リサイクルに取り組んでおり、傘下の事業会社日本フォレスト株式会社、株式会社グリーン発電大分、日田グリーン電力株式会社を通じて、「資源循環型社会の実現」を目指して事業を行っているという。

 同グループでは従来、会計業務向けの単体パッケージソフトウェアと表計算ソフトウェアで業務を管理していたが、今後の成長に向け、ヒト・モノ・カネといった経営資源の集中管理と全体最適の仕組みが必要と判断。2018年9月から本格的な基幹システムの導入検討を開始した。

 そしてその結果、販売・購買・在庫情報が財務会計へリアルタイム統合されている点、使いやすい分析機能が搭載されており、経営意思決定の高速化および時間あたり付加価値の向上を図れる点などから、SAP Business Oneの採用を決めたとのこと。

 また、統合型ERPパッケージのSAP Business Oneは短期間で導入でき、コスト的メリットがあることも、採用決定の一因になったとしている。

 なお導入作業については、大分県大分市に本社を持つ株式会社ザイナスが担当する。