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サイバーソリューションズのビジネスチャット「CYBERCHAT」、外部ユーザーの招待が可能に
ユーザーレベルでの権限制御、全ルーム横断検索にも対応
2020年6月8日 14:09
サイバーソリューションズ株式会社は4日、クラウド型ビジネスチャット「CYBERCHAT」を強化し、社外メンバーと会話が可能な「ゲストアカウント」、ユーザーレベルごとに細かな利用権限を設定できる「ユーザーレベル制御設定」、参加しているチャットルームを横断的に検索できる「全ルーム検索」などの機能を追加したと発表した。
CYBERCHATは、企業での利用に必要な機能を搭載したビジネスチャットサービス。法人向けクラウドメールサービス「CYBERMAILΣ」のオプションとして提供してきたが、3月より単体でも利用可能となった。メール関連ビジネスを推進してきたサイバーソリューションズのサービスということもあって、アーカイブ機能が標準で利用可能なプランも用意されており、最大5年間分のデータを保存することができる。
こうしたビジネスチャットは主に、従業員同士の報告・連絡や、上司から部下への作業指示などで利用され、場所を選ばない効率的なコミュニケーションを実現してきたが、社外のプロジェクトメンバーや取引先などが利用できない場合は、社外ユーザーとのやり取りにLINEなど従業員個人所有のSNSを利用されてしまうと、コンプライアンス上、問題となるリスクがあるとのこと。
そこで今回は新たに、別ドメインのメールアドレスを持つ社外メンバーをチャット上に招待できるようになった。これにより、社外メンバーとのやり取りをより迅速に行えるだけでなく、社内はもちろん、社外メンバーとのやり取りもすべてチャット上に残せるようになるので、セキュリティポリシー順守も支援できるとしている。
また、ユーザーレベルごとに細かな利用権限を設定できる「ユーザーレベル制御設定」を追加し、グループルームの作成、メッセージのエクスポート、ゲストアカウントの招待などの利用権限を、ユーザーレベルごとに設定・制御可能にした。
あわせて検索機能の改善を実施し、参加しているチャットルームを横断的に検索できる「全ルーム検索」に対応している。これにより、ルーム単位でのみテキスト検索可能だった従来と比べ、利便性が向上したとのことだ。
1ユーザーあたりの価格は月額150円、アーカイブ機能を利用する場合は月額200円。なおサイバーソリューションズでは、テレワーク支援キャンペーンとして、テレワークを検討中の50名以上の法人・公共団体などに、CYBERCHATを8月末まで無料で提供している。