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サイバートラスト、企業のコンプライアンス活動を支援しインシデント発生リスクを低減させるサービス

 サイバートラスト株式会社は3日、コンプライアンスの順守状況を調査することでインシデント発生リスクを低減し、企業の事業継続を支援する「コンプライアンス調査サービス」を、同日より提供開始すると発表した。

 「コンプライアンス調査サービス」は、PCなどの利用状況を確認し、インシデント発生を未然に防ぐことによって、企業などの事業継続を支援するサービス。こうした調査が行われることをあらかじめ周知しておくことで、不正行為に対する抑止力にもなるため、企業や組織内のコンプライアンスの維持にも貢献できるという。

 具体的には、組織内のPC端末/サーバーに専用デバイスを接続してプログラムを実行し、監査対象の情報収集を実施。監査対象となるユーザーアカウントの行為やシステム、データの状況を把握して追跡調査を行うとともに、収集した情報をサイバートラストが分析して、調査レポートを提供する。

 これにより、マルウェア/ウイルス感染の有無、不正なソフトウェアのインストールや、それによる情報漏えいの有無などを検出してくれるという。また、禁止されている社内データの外部メール送信や外部メディアへの保存が行われていないか、PC端末に保持、または潜在している個人情報がないか、といったことも調査する。

 加えて、許可していない無線LANアクセスポイントへの接続や不正なWebサイトへのアクセスが行われているかどうかも把握できるとした。

 なお、調査は外部のネットワークと遮断されたクローズド環境で行うため、ほかのPCやシステムには影響を及ぼさずに調査を行えるほか、専用デバイスはユーザー企業が所持可能なため、インシデント発生時には迅速な対応が可能としている。