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EDGEMATRIXとNTTドコモが映像エッジAIソリューションを提供、“エッジAI”の導入・管理を支援

 EDGEMATRIX(エッジマトリクス)株式会社と株式会社NTTドコモは28日、EDGEMATRIXが、現場(エッジ)でカメラ映像などをAI処理する「エッジAI」を簡単に導入・管理できるソリューション「EDGEMATRIX」を、同日より提供開始すると発表した。

 「EDGEMATRIX」は、屋内外に設置する多数のエッジAIデバイス「Edge AI Box」を一元的に操作・監視できるソリューション。両社は2019年8月に資本・業務提携に合意し、映像エッジAIソリューションの企画検討に取り組んできたが、今回、製品化が実現した。

 具体的には、エッジAIデバイスの設置場所の管理や稼働状況の監視、遠隔操作が可能で、取得した映像データのリアルタイムな閲覧を行えるほか、AIによる映像解析で何らかの危険や異常を検知した場合には、メールなどでアラート通知することも可能となっている。

 さらに「EDGEMATRIX」では、プラットフォーム上で利用するAIアプリを購入できる「EDGEMATRIXストア」が用意されており、ストアから最適なAIアプリを購入することで、容易にAIソリューションを導入できる点も特徴。サービス開始時には、「顔と体温検知」「密接と密集検知」「赤ちゃんうつぶせ寝検知」「ナンバープレート検知」「侵入検知」の5種のアプリを提供する。AIアプリは順次追加されていく予定で、年内には20種類を超えるアプリの提供を目指すとした。

 一方、AIアプリを提供するAI開発パートナー向けには、Edge AI Boxの処理性能を生かし、短時間で効率的な開発を行うための技術文書やツールのセット「EDGEMATRIX Stream Toolkit」を提供する。開発したAIアプリはEDGEMATRIXストアで販売できるとのことだ。

 「EDGEMATRIX」の価格は、Edge AI Box 1台あたり月額4300円から。また「EDGEMATRIX」の利用料金と、保守・無償交換サポート付きのEdge AI Box機器レンタルをまとめたプランも用意されており、こちらは月額1万300円から利用できる。