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レノボ、AMD EPYC 7002シリーズ搭載のラック型サーバー2製品を発表

Lenovo ThinkSystem SR645
Lenovo ThinkSystem SR665

 レノボ・エンタープライズ・ソリューションズ合同会社(以下、レノボ)は26日、サーバー向けプロセッサ「AMD EPYC 7002シリーズ(開発コード名:Rome)」を搭載した2ソケットのラック型サーバー「Lenovo ThinkSystem SR645」「同 SR665」を提供開始すると発表した。システムあたり128個のCPUコア数によってトランザクション処理能力を強化しているほか、メモリ帯域幅が最大45%向上しており、ハイパフォーマンスの仮想環境に対応できるとしている。

 SR645/SR665は、EPYC 7002シリーズを搭載した2ソケットサーバー。I/O帯域幅を倍増させたPCI Express(PCIe) 4.0に対応するなど、I/O性能が向上しているため、従来世代サーバーで課題となっていた潜在的なボトルネックを解消させているという。

 またプロセッサコア数の向上により、購入するサーバー数を抑えて、ラックスペースや消費電力、ソケット課金型のソフトウェアライセンスの削減などを実現。さらに、最大8個の75W NVIDIA T4 GPUを搭載可能にしており、AIに対応した動画解析や推論のソリューションを効率的に実装可能にしている点も特徴とした。

 加えてストレージについても、最大40台の2.5型ドライブと最大32台のNVMeドライブに対応し、高密度のソフトウェア定義型ストレージ(SDS)ソリューションを実現できるとした。

 セキュリティ面では、Lenovo ThinkShieldを搭載してシステムの保護を提供。従量課金制インフラサービス「Lenovo TruScale」にも対応し、柔軟な調達を支援するとのことだ。

 価格は、1UサイズのSR645が66万円(税別)から、2UサイズのSR665が72万円(税別)から。