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サーバーワークスとリンク、PCI DSS準拠を促進するクラウドサービスで業務提携

 株式会社サーバーワークスは20日、PCI DSS準拠を促進するクラウドサービスの分野で、株式会社リンクとの間で業務提携を結んだと発表した。

 リンクは、「PCI DSS Ready Cloud プライベートクラウドモデル」「PCI DSS Ready Cloud AWSモデル」「BIZTELコールセンター PCI DSS」およびカード情報非保持化サービス「Pay TG」など、クレジットカード情報を安全に取り扱うためのクラウドサービスを提供している。

 サーバーワークスは、クラウドの導入から最適化までを支援する、Amazon Web Services(AWS)専業のクラウドインテグレーターとして、8100プロジェクトを超えるAWS導入実績を持つ。中でも、エンタープライズ企業における基幹・業務系への導入実績が豊富で、クレジットカード情報を取り扱う機会も多いことから、PCI DSS準拠への対応を望む事業者が存在しているという。

 今回の業務提携により、両社はスタートアップ事業者や決済代行事業者、BPO事業者など、AWS上でキャッシュレス決済に関連するサービスを提供する事業者向けに、「PCI DSS Ready Cloud AWSモデル」の共同提案と、PCI DSS準拠ユーザー向けAWS運用自動化サービスの共同開発の取り組みを行う。

 PCI DSS Ready Cloud AWSモデルの共同提案では、PCI DSS準拠が求められるインフラが必要な事業者に対し、サーバーワークスがリンクの「PCI DSS Ready Cloud AWSモデル」を共同で提案する。サーバーワークスはVPCを、リンクはPCI DSS準拠に必要なセキュリティコンポーネントを提供する。

 PCI DSS準拠ユーザー向けAWS運用自動化サービスについては、バックアップ、インスタンスの起動/停止など、AWSの運用に欠かせないさまざまなオペレーションを自動化するサーバーワークスの「Cloud Automator」について、PCI DSSに最適化してユーザーに提供するための共同開発を行う。

 サーバーワークスとリンクでは今回の業務提携により、対応領域の拡大を図るとともに、顧客への共同提案推進を通じた相互送客効果を実現し、さらなる収益拡大と持続的成長を目指すとしている。