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日立ソリューションズ・クリエイト、社内向け“案内業務”に特化したチャットボット導入・運用支援サービス

人事総務部門や製品保守・社内システム管理部門などでの利用を想定

 株式会社日立ソリューションズ・クリエイトは13日、社内からの問い合わせに対応する“案内業務”に特化したチャットボット導入・運用支援サービス「AIプラス チャットボット案内サービス」を、同日より販売開始すると発表した。6月1日の提供開始を予定している。

 「AIプラス チャットボット案内サービス」は、人事総務部門や製品保守・社内システム管理部門など、社内からの問い合わせに対する案内業務に特化し、チャットボット運用部門の事前準備工数(導入工数)と維持管理工数の削減を支援するもの。日立ソリューションズ・クリエイトの人事総務部門、製品サポート部門における実証実験のノウハウを活用しているという。

 チャットボット導入では一般的に、FAQの整備など「大量データの事前準備」が必要とされているが、初期データが少ない場合でも、FAQ作成を支援する独自のチャットボット画面により、日常業務をしながらFAQを追加でき、ミニマムスタートを可能にしているとのこと。また、人事総務部門で一般的に使用するFAQもテンプレートとして提供される。

 さらに、類似するFAQをAIが自動抽出し、データ整理についてアドバイスする機能によって、類似FAQの増加とそれに伴うデータ整理に多大な工数がかかるといった、運用後の負荷を軽減するとした。

 なお、専用のデータ管理画面でのメンテナンスにも対応するほか、チャットボット画面から手軽にFAQを追加したり、新しく受け付けた質問に対し、AIが推測したカテゴリ情報(担当部門や業務の種類、製品の種類など)を自動で付与したりする仕組みも備えている。

 料金は、FAQ登録数に応じて選択できる段階的な定額制で、選択したFAQ数の範囲内であれば、実際の問い合わせ数や利用者数が増加しても追加料金は発生しない。

 具体的な価格(税別)は、クラウドサービス版の場合、初期費用が40万円、月額費用が、FAQ登録数が2000までの場合で20万円。FAQ作成支援サービスが60万円。また最長3カ月間利用できるお試し版が月額10万円。

 オンプレミス版の場合は、初期費用が115万円、月額費用が、FAQ登録数が2000までの場合で17万円。FAQ作成支援サービスが85万円となる。

 いずれの場合も契約は年単位。