ニュース

リコーとユニリタ、両社のSaaSを構成する部品をマイクロサービスとして相互に連携

クラウドプラットフォーム間の連携による新たなサービスの実現を目指す

 株式会社リコーと株式会社ユニリタは7日、両社が持つSaaSを構成する部品をマイクロサービスとして相互に連携し、新たなアプリケーションサービスとしての利用を可能にする取り組みを開始したと発表した。

 取り組みでは、ユニリタが企業内・企業間のコミュニケーション変革に特化したクラウドサービス「infoScoop Smart×Portal」を提供するにあたって、リコーがEMPOWERING DIGITAL WORKPLACESプラットフォームのサービスとして提供予定の「RICOH Live Streaming API」を利用し、映像と音声の双方向配信を実現する。

 これにより、働き方改革でリモートワークが加速するなか、遠隔コミュニケーションを活性化し、従業員同士のつながりを深め、喫緊の課題であるリモートワークで働く従業員同士のタスクに関する管理業務の削減と、従業員のリモートワーク定着率向上を支援するとしている。

 RICOH Live Streaming APIは、安定した接続品質に加え、映像や音声のリアルタイム配信機能を提供するAPI。リコーの360°カメラ「RICOH THETA」などとの組み合わせにより、臨場感あるライブストリーミングも実現する。

 リコーとユニリタでは、Smart×PortalとRICOH Live Streaming APIによる新たなアプリケーションサービスは、特定の顧客が先行して利用しており、この顧客からの意見・要望を反映しつつ、商品化を進めていると説明。ユニリタでは、リコーとの協業を皮切りに、他のAPI活用も視野に入れ「Smart×Portal」の機能強化を図っていく。また、リコーでは、API経由でパートナーにさまざまな機能を提供するビジネスモデルを構築し、今後の自社プラットフォーム展開の強化を図るとしている。