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カスペルスキー、Google Cloudに対応した自社製品向け統合管理ツールの新版を提供

各OS向けのエンドポイントセキュリティ製品の新版も

 株式会社カスペルスキーは8日、統合セキュリティ管理アプリケーション「Kaspersky Security Center バージョン12」、およびエンドポイントセキュリティアプリケーションの「Kaspersky Endpoint Security for Windows バージョン11.3」「Kaspersky Endpoint Security for Mac バージョン11.0.1」「Kaspersky Endpoint Security for Linux バージョン11.0.1」を提供開始すると発表した。

 Kaspersky Security Centerは、カスペルスキーのセキュリティ製品を統合管理するためのソフトウェア。新版では、新たにGoogle Cloud(Google API)に対応し、Google Cloud環境における管理対象マシンの検出を自動で行えるようになった。Amazon Web Services(AWS)とMicrosoft Azureはすでにサポートしており、これによってクラウド環境への対応をさらに強化している。

クラウド環境のポーリングに使用する接続の追加画面

 さらに、Web管理コンソールで管理できるエンドポイントセキュリティアプリケーションも、すでに対応しているWindows/Linux向けに加え、Mac向けの「Kaspersky Endpoint Security for Mac」を新たにサポートした。

 また、各エンドポイントセキュリティアプリケーションについて新版が提供される。例えばLinux向けのKaspersky Endpoint Security for Linuxでは、ふるまい検知、Dockerコンテナスキャン、ネットワーク攻撃防御などのセキュリティ機能が強化されているとのことだ。

Kaspersky Endpoint Security for Linuxのアプリケーション設定画面(Web管理コンソール)

 なお、有効なライセンスを保有するユーザーは、ライセンスに応じた製品の新版を無償で利用できる。