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大塚商会、SOCによる運用支援を含めたセキュリティサービス「らくらくEDR」

 株式会社大塚商会は30日、EDR(Endpoint Detection and Response)ツールの運用を支援するセキュリティサービス「らくらくEDR」を4月1日より開始すると発表した。

 ファイアウォールに代表される従来の境界セキュリティだけでは限界を迎えつつある企業のセキュリティ環境において、マルウェアに侵入されることを前提に、感染時の一時対処と詳細調査を迅速に行い、被害の拡大を防ぐEDRソリューションが注目を集めるようになっている。しかしEDR製品はライセンスコストが高価なほか、専任の担当者の任命や運用負荷などの課題があり、導入があまり進んでいないのが現実という。

 今回大塚商会が提供する「らくらくEDR」では、脅威を検知・防御するEDR機能を安価に提供することに加えて、同社のセキュリティオペレーションセンター(SOC)による運用支援もセットにしている。

 具体的には、大塚商会のSOCがセキュリティログを分析し、対処が必要な脅威に対してはユーザー企業にメールで通知するほか、検知した脅威の対処・報告を運用代行サービスとして提供するとのこと。

 これにより、セキュリティ分野の専門部署や担当者を確保することが難しい中小規模の企業でも、運用負荷をかけずにコストを抑えてEDR製品の導入を実現できるとしている。

 価格は1クライアントあたり、月額250円(税別)で、別途、導入設定費用が必要となる。なお大塚商会では、3年間に1000契約の販売を見込んでいる。