ニュース

NTT Com、クラウド型UCサービス「Arcstar UCaaS」とMicrosoft Teamsの音声連携機能を提供

 NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は17日、自社のユニファイドコミュニケーション(UC)サービス「Arcstar UCaaS」とMicrosoft Teamsを連携させる新メニュー、「Arcstar UCaaS 音声連携メニュー for Microsoft Teams」を提供開始すると発表した。

 Arcstar UCaaSは、音声、電話会議・Web会議/ビデオ会議、IM(インスタントメッセージング)、プレゼンス(在席情報)、ボイスメールなどを統合した統合型コミュニケーションプラットフォーム。

 現在、多くの日本企業では、新たなコミュニケーションツールの利用を視野に入れながらも、代表電話番号からの転送など、以前から構内PBXが提供してきた、高機能な音声通話へのニーズが引き続き存在する。NTT Comでは、こうした構内PBXが提供してきた機能を実現するArcstar UCaaSを、さまざまな企業に提供してきたが、今回は同サービスとMicrosoft Teamsの音声機能との連携機能を提供し、より多くのニーズに応えられるようにした。

 具体的には、Microsoft Teamsのチームコラボレーション機能を利用し、音声通話が必要な場面において、従来の構内PBXと同様の使い勝手で内線・外線での発着信や転送などを可能にする。これにより、例えば、オフィスの代表電話番号への電話着信をリモートワーク先のMicrosoft Teamsへ転送し、通話対応するなどの利用方法が可能になるとのこと。

 さらにArcstar UCaaSを介して、従来のPBXと各種電話端末(固定電話機、FMC端末など)をMicrosoft Teamsと相互接続させ、複数のコミュニケーションツールを1つに統合できるようにする。なお、代表電話番号など既存の固定電話番号設定はそのまま利用可能だ。またArcstar UCaaSを用いることにより、閉域網経由でMicrosoft Teamsから外線発着信を行えるようになるのも、連携サービスのメリットとしている。

 NTT Comでは、Microsoft Teamsにて内線発着信、代表電話転送などができる機能を3月17日より提供開始。Microsoft Teamsにて外線の発着信を行える機能は、2020年度上期より順次提供される予定だ。

 Arcstar UCaaSの利用料金は、1IDあたり月額約440円(税込)。別途、Microsoft Teamsや各種ネットワークサービスの利用料、構築運用費などが必要になる。